11月13日(土)、14日(日)の2日間にわたり院内コーディネーター講習会が札幌市の定山渓温泉にある㈱メディカルシステムネットワークの研修施設『錦渓』で行われ、旭川、北見、釧路や函館など道内各地から約50名の方が参加されました。
初日は日本臓器移植ネットワークのコーディネーターから「移植法改正について」や、北海道大学病院の医師から「ドナーの管理・適応・禁忌」など基礎的な講義があり、2日目には実際に脳死下提供が行われた施設からの事例報告をもとにした講習が行われました。臓器提供の申し出があった場合、各関係先のスタッフとの連携をとって動く重要な役割を果たす院内コーディネーター。その仕事は脳死判定医や事務、救急スタッフ、摘出医師への情報提供をはじめマスコミへの対応、そして、最重要事項として家族のケアがあります。
家族が最期を一緒に過ごすことができる環境を整える等の「家族の思いを傾聴した配慮」又、「コーディネーターの役割とは?」など市立札幌病院をはじめとした実際脳死臓器提供が行われた施設の報告や情報交換が行われ、メモを取り真剣に向き合われる参加者の皆さん。 恒常的な学習や病院全部署・全スタッフの連携が重要であると話すベテランのコーディネーター。講習の最後には、「仕事中急に倒れ病院に搬送、くも膜下出血と診断された60歳女性。長女からの臓器提供の申し出あり」との想定事例からグループディスカッションが行われ、各グループより実際にすべき対応、確認すべき事項、懸案事項などこれまでの講義のまとめとなる有意義な発表がなされました。
手を尽くしてもどうしても救えなかった「命」。臓器提供をしてもよいとの尊い意思を持つドナーやその家族の「思い」を次につなげる為に、何をしなければならないのか。
各病院での積極的な取り組みが重要であり、その中で中心的な役割を果たすべき院内コーディネーターにかかる期待は大きいものがあります。参加者たちは改めてその職責の重さに思いを新たにしていました。

道内各地からたくさんの参加がありました。

グループディスカッションで熱心に
意見を交わす参加者。

報道陣も多く駆けつけました。

参加者には北大・嶋村先生から修了書が
手渡されました。